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ご当地検定と郷土検定
このサイトでは「郷土検定」という用語を使っていますが、「ご当地検定」という言葉のほうが知られているでしょう。
この「ご当地検定」というものは、地域振興のために各地で行われていますが、ほとんどのところが赤字の運営になっていると思います。
第1回の試験は受験生を集めても、第2回以降は受験者が減ってきていると思います。
このような状況の中で、日本財団は2009年度から「郷土検定」について助成を行うようになったのです。この「佐渡トキ検定」も、その日本財団からの助成を受けて実施するテストですので、「郷土検定」という言葉を使っています。
日本財団のホームページでは、次のような説明があります。
| ここ数年、日本の各地で地域活性化の手法の一つとして「ご当地検定」が盛り上がりを見せています。「ご当地検定」は地域独自の文化、歴史、食、産業、自然などについて、一定以上の知識をもった人へ合格証をあたえる認定試験です。目的や対象範囲は様々で、地域資源のブランド化や、観光人材の育成等があります。
日本財団では、ご当地検定のうち、これまで郷土学事業を実施してきたような集落や町村単位を中心に、市民主導型で地域のことを多分野に渡って学び、地域の活性化を目指すものを「郷土検定」と呼んでいます。 検定の実施という一つのゴールに向かって、地域資源の調査や、テキスト作り、さらには体験講座の開催まで盛り込むことで、子どもからお年寄りまでの幅広い年齢層、様々な分野の個別に活動していた地域団体といった、いろいろな主体が、一緒に地域づくりに関われる機会として期待しています。 |
従来の「ご当地検定」は、テキストを作成し、多くの受験生にそのテキストを買ってもらい、試験を実施するというビジネスモデルだったと思います。漢字検定のようにたくさんの受験生を集めることができれば、大きなビジネスになったのかもしれません。しかし、受験者が増えない状態では、赤字が続いてしまいます。
日本財団の「郷土検定」は、実際に地域に足を運んで活動してもらう人のために実施するものが多くなりそうです。ですから、多くの受験生が集まらなくても良いのだと思います。少ない受験生であっても、その地域の活性化のために参加できそうな人を探すような試験になりそうな気がします。日本財団の助成は最大で3年間ですから、実施団体の経済的負担が少なく、無理なく実施できる試験が継続して実施されると思います。
「佐渡トキ検定」の特徴
日本財団の「郷土検定」でも、他の「ご当地検定」と同様に、地元の団体が地元についての知識を問う試験を実施しますが、この「佐渡トキ検定~トキと共生する島づくり検定~」だけは、地域外(東京)のNPO法人地域自立ソフトウェア連携機構(MSCO)が他の地域(佐渡)の試験を実施しようと考えているのです。
NPO法人地域自立ソフトウェア連携機構(MSCO)では、2007年から東京の大学生を佐渡島に連れて行き、トキの野生復帰のためのボランティア活動をさせています。現場では、トキの野生復帰連絡協議会(トキ連)の方々に作業の指導や地元との調整を行っていただいていますが、勉強不足の学生が大勢押し寄せると、地元に迷惑をかけることが予想されます。
そこで、佐渡とトキに関する知識を十分に勉強した学生だけを連れていきたいのです。
2007年は5名だけだったのですが、2008年に21名になりました。さらに多くの希望者が増えそうな感じでしたしたので、この郷土試験を開発し、参加者の選抜を行う予定でした。しかし、2009年には大幅に希望者が増えて、抽選で絞っても95名という学生が参加したのです。
http://teu-sado.d2.r-cms.jp/
したがって、2010年には試行テストを急いで行う必要性が出てきました。初年度は問題作成を行う予定はありませんでしたが、急いで問題作成を始めています。
他の試験のように、地元の専門家が問題を作るのではなく、東京の大学生のように、地域外の人が佐渡やトキをどう思うかという視点から問題を作っていく予定です。
2009年の6月に日本財団の郷土セミナーというものがあり、各団体の方々と情報交換ができたのですが、ほとんどの団体がテスト実施のノウハウがなく、まだ事業が始まったばかりということもあり、どのような試験にしたらよいかを検討中のところが多かったように思います。
「佐渡トキ検定」の立ち上げ事業を行うNPO法人地域自立ソフトウェア連携機構(MSCO)では、試験実施のノウハウを持っている会員が多いですから、このサイトでノウハウ等を公開していく予定ですので、他の地区での「郷土検定」実施団体の方は参考にしてください。
