新聞・テレビの紹介記事

佐渡トキ検定について報道された内容をこちらにまとめておきます。

誤解されそうな内容については、補足説明を加えておきます。

新潟日報(2009年12月7日)

「佐渡トキ検定」2011年に実施

 トキや佐渡についての知識を問う「佐渡トキ検定」が、2011年に行われる。地域の自立支援に取り組むNPO法人・地域自立ソフトウェア連携機構(東京都)が企画。トキに関する知識を持ち、トキと共生する島づくりを応援する人材の発掘、育成が狙いだ。

 検定は11年に佐渡市と都内の2会場で開催する。出題内容は(1)トキの生態(2)トキと人とのかかわり(3)佐渡の歴史・文化(4)佐渡の産業などを予定。

 1年目は3級だけ実施する。将来的には1~5級も設ける計画で、1、2級の資格は、3級の受験者で高得点だった人やトキの野生復帰に携わる人など。4、5級は子ども向け。

 同機構の高橋正視事務局長は「検定を機に佐渡と島外との地域間・世代間の交流が加速することを期待している」とPRする。

 問い合わせは高橋事務局長、電子メールでmasami@msco.jp

新潟日報2009年12月7日

NHKニュース(2009年12月30日、31日)

再来年からトキ検定実施へ

佐渡市で行われている国の特別天然記念物、トキの野生復帰を目指した取り組みについて広く知ってもらおうと民間が主催するトキに関する検定試験が再来年から行われることになりました。

この「佐渡トキ検定」は、地域振興のための活動をしている東京・新宿区のNPO法人が主催するものです。
検定では、▼日本でトキが絶滅した経緯や、▼トキの生態、それに▼野生復帰の状況などが出題され回答の結果によって、1級から5級まで5段階で評価される予定です。
このうち最も難しい1級は、専門的な知識を持ち、例えば佐渡で、トキのエサ場作りをするボランティア活動などを行う際に指導的な立場に立てるようなレベルの人が対象になります。
また、4級は中学生、5級は小学生レベルがそれぞれ対象となる見込みでこのうち再来年から実施されるのは、中級にあたる3級だけです。
試験会場は東京と佐渡市の2か所になる予定です。
NPO法人の高橋正視事務局長は、「検定を通じてトキの野生復帰に興味を持ってもらいたいし、佐渡以外に住む人との交流を深めていけたらうれしい」と話していました。

(現在は見られませんが、NHK新潟のホームページにしばらく掲載されていたものです。)

「回答の結果によって、1級から5級まで5段階で評価される予定です。」という内容についてですが、2011年は3級だけを行います。

2012年以降は、「佐渡トキ検定」という一つの試験を実施する予定です。他のご当地検定のように、3級、2級、1級というように「難しい問題」を出すものではありません。

佐渡島に行ってボランティア活動を行う人や、佐渡に定住したいと考えている人たちと、佐渡島の人々と知識を共有する目的で実施するものですから、試験問題としては一種類でよいはずです。

2年目以降は、受験者のスコア(正解数の合計ではありません)を受験者にお知らせします。

例えば、スコア70以上は3級、80以降は2級、90以降は1級として認定する感じになります。ただし、2級・1級はペーパーテストだけで認定するのではなく、ボランティア活動や指導の実績を評価して認定する予定です。

読売新聞(2010年1月23日)

http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20100123-OYT1T00131.htm

(上のページから引用します。)


トキと佐渡の検定スタート、東京でも受検可

 佐渡島に関する知識を問う「佐渡トキ検定」と「佐渡観光・文化検定」が今年始まる。島内のほか東京でも受検は可能で、「佐渡ファン」拡大に一役買いそうだ。


 トキ検定は、地域の自立支援に取り組むNPO法人「地域自立ソフトウェア連携機構」(東京都新宿区)が企画。環境に関する問題が中心で、トキの生態や人間とのかかわり、佐渡の歴史や産業などについて出題する。東京工科大学(東京都八王子市)の学生向けに6月に試行検定を行い、本検定は来年実施する。初回は、佐渡島でのボランティア活動に必要な知識を問う3級のみを実施する予定。

 同法人は2007年から、東京工科大の学生を佐渡島に招き、ビオトープ作りのボランティア活動を行うなど、島民との交流を橋渡ししてきた。高橋正視事務局長は「トキをきっかけに佐渡の環境に注目が集まっている。検定を通して、自然についての知識を持った『環境客』を増やしたい」と話している。

 一方、観光・文化検定は、新潟県佐渡市や佐渡観光協会などの主催。歴史、自然、観光、味覚など佐渡島に関する知識全般が問われる。試験は3月28日に佐渡市、新潟市、東京都中央区で実施。今回は基本的な知識を問う3級のみを実施する。1月23日から県内の主な書店などで公式ガイドを販売する。

 問い合わせは、トキ検定については同法人(masami@msco.jp)、観光・文化検定は検定実行委員会事務局(0259・23・2415)へ。

(2010年1月23日10時02分  読売新聞)

(参考)新潟版は次のタイトルのようです。

佐渡ファン拡大へ2検定

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/news/20100122-OYT8T01521.htm

朝日新聞(2010年1月28日)

トキは介護の「師」

http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001001280005

2010年01月28日 朝日新聞新潟版

■元東京工科大講師・高橋さん、認知症の母とえさ場づくり
 認知症の母を在宅介護して9年。元東京工科大学講師の高橋正視(まさみ)さん(64)は、母の文(ふみ)さん(87)と一緒に佐渡島を訪れては、国の特別天然記念物トキのえさ場づくりのボランティア活動を続けている。島内どこへでも2人で出向き、田んぼで汗を流す。トキが教えてくれた「自分流の介護」という。(高橋淳)

◇田んぼでくわを手にほほえむ文さん。隣で見守る高橋さん。「佐渡へ来ると、母の表情が柔らかくなる。昔の母に戻ってくれるのでは、と錯覚してしまうほどです」
 文さんは重度の認知症だが、症状がみられるようになったのは十数年前。被害妄想や徘徊(はいかい)などの症状が次第に激しくなったという。高橋さんは仕事を減らし、東京都内の自宅で文さんに付きっきりとなった。精神的に追いつめられ、一時は「川に突き落として……」と思ったことさえあったという。
 3年前、たまたまトキの野生復帰事業のことを知った。「気晴らしに」と、教え子らと共にえさ場づくりのボランティアに初めて参加した。
 文さんはもともと佐渡島生まれ。田んぼに連れ出してみて驚いた。バランス良くあぜを歩き、雑草をむしり、学生たちと一緒に山の上まで登っていったからだ。
 都内の自宅で文さんの言動に困ると、とりあえず外に連れ出し、一緒に辺りを歩き回ったが、そんなとき文さんは「私は歩くのは大丈夫」と自慢げだった。自然の中でただ体を動かすのが文さんには向いているのだ、と気付いた。
 以来、年に何度も佐渡を訪れるようになった。トキの保護にかかわる人たちが集まる会議にも母子で一緒に出席した。「いつも高齢の母を連れた男性」の姿は、佐渡市職員やボランティアらの間で知られるようになった。
 先の見えない介護生活。高橋さん自身も60代となり、自身の健康も不安になってきた。それでも「母が何に喜び、何を伝えようとしているのか。トキにかかわり、佐渡で一緒に過ごすようになったことで、以前よりも母を知ることができた」という。自然を守り、人と生き物が助け合う「トキとの共生」の思想が、さまざまなハンディキャップを持った人を受け入れる島の風土をつくっていくのではないか、と期待もしている。
 高橋さんは今、コンピューターの専門知識を生かし、仲間と一緒に「佐渡トキ検定 トキと共生する島づくり検定」の実施を計画している。「共生の島づくりへの一助になりたい」との思いで、2011年開始に向け、準備を進めている。高橋さんは「トキと共に再生を目指す島の姿を、多くの人に知ってもらいたい」と話している。